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中国医薬大学 学士後中医学科

設立の旨

 中国伝統医学は、数千年にも渡る歴史を持つ医学です。独自の理論体系を持ち、豊富な治療方剤と、その臨床試験によって培われたそれは、今も国内外で高い評価と注目を受ける医学となっています。その伝統ある中医学教育を伝えるため、中医学学術研究領域を拡大し、民国73年(1984)に設立された本学科は、台湾国内で唯一大学各課程修了者を募集する、現代中医学医師育成のための専攻学科です。
 

カリキュラム案内

 当学部は5年修業し、卒業までに必要な履修単位は232単位です。卒業時に学士(医学)の称号が得られます。1年次から3年次までは中医学と西洋医学の課程を学びます。4年次は病院での西洋医学の臨床研修をし、5年次は病院での中医学などの臨床実習をします。カリキュラムの中で中医学、漢方薬などの科目のほかに、必要な西洋医学関係の科目も含まれています。学習の方法は「問題基盤型学習」(PBL)、「臨床の技能訓練」などがあり、独創的なカリキュラムで優秀な人材を育成します。専門的な医技能と結び、医学の倫理を重視し、また、中国医学を伝承するために、多様化の発展を目指しています。特質を持つ現代中医師を育成します。
 

卒業後の進路/就職

 卒業生は中国医学領域の医療現場で医師として働き、大学院に進学こともできます。または、中国医学の基礎研究、臨床研究などの領域で発展することも期待されております。
 

将来の展望

 専門領域の教授を引き続き招聘します。各学科の人材を統合し、中医学・薬学の基礎研究と臨床研究を行います。また今後は、積極的に理・工学系に長けた人材と提携し、中医診断用の医療器械などを開発してまいります。また、人文学科、歴史学科などの人材とも協力し合い、中国医学・薬学の古典文献を研究します。各専門領域の学者によって、多方面から中国医学を研究し、伝統中国医学の発展を大幅に促進します。